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大元でつながる意識がヒーリングパワーを生み出す【by 平田 進一郎】


人が、喜びや感謝の気持ちに満ち溢れた時、生理学的にみても、その人自らの体に良い変化が生まれることは、明白なことです。その時、抱擁ホルモン(オキシトシン)が分泌されています。自分の湧き上がる感謝の気持ちや、祈りや愛の気持ちが、他人も癒すことができるのでしょうか? ここからが、スピリチュアルヒーリングや、信仰療法の真実に触れる段階がやってきます。


例えば、誰か特定の知人の話をしていると、突然その人から連絡がきたり、ある人のことを考えていたら、町でバッタリと会うような経験はありませんか?

また、話をする前に、相手と同じことを考えていたということもあるはずです。

昔から、以心伝心は、単なる「不思議なこと」と言われていました。 このような不思議な事象も、量子物理学で、説明する時代になりました。本来、私たちの脳は、外からの情報を五感で受け取り、神経系を通して、ドミノ式に伝達され、特定のホルモンが分泌することで、思考や感情が生まれて、必要に応じた生理学的な反応をするのが定説になっています。

しかし、脳科学の最先端では、脳のある部分が反応した時、別の部分が同時に反応していることが確認されました。(ペンローズ博士&ハメロフ博士)

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それは、従来の伝達経路を介さない反応であり、「量子もつれ」と呼ばれています。この「量子もつれ」という現象は、極めて不可解なことですが、素粒子レベルの動きになると、このような現象が起こっているという実験報告が多々あります。従来の伝達経路を介さないで、物質AとBが同時に、同じような振る舞いをするという結果から、量子物理学の世界では、AとBは、物理的には、離れていても、意識とか波動という見えないレベルでは、繫がっていると解釈されています。


これを説明するには、宇宙の始まりの話をしなくてはなりません。宇宙の初期には、あらゆる物質とエネルギーが、一か所に集まり、同じ波動と同じエネルギーを保っていました。それが、ビッグバンという爆発によりバラバラになりました。それが何によって、何故起こされたのか、未だに不明ですが、このことを私たちは、宇宙の営みとか、神の御業等、人知を超えた現象として解釈しています。昔から、「宇宙即我」という文言に代表されるように、ビッグバンからの成り立ちを見ると、本来私たちは、別々の存在であっても、元々は一つであり、別れても、何か見えないエネルギーでつながっているということになります。

この見解を尊重すれば、大きなダイヤモンドの原石から、別れた物質(意識)は、大元の、ダイヤモンド原石に等しく、私たち自身も、磨き方の度合いによって、輝きの質に違いはあっても、本質的には変わらないという事になります。そして、その意識や波動が、共鳴した時、それが他者であっても、同じような効果を導き出すことは、不思議ではありません。意識が同じと仮定すれば、以心伝心は当然の結果で、あらゆるものが一体という事になります。なぜなら、私たちは、物質として、離れていても、大元は、同じ物質とエネルギーから構成されていたものだからです。これが宇宙や神にどのようにつながり、スピリチュアルヒーリングや信仰療法にもたらす力となるのか?それには、更なる考察が必要であり、生きる意味を学ぶことに関心を向けざるを得ません。

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