今日は、波動について、科学とスピリットの側面から説明していきます。
波動は、周波数をもっていて、音や光のように、見聞きしやすいものもあれば、思考や感情という心の領域のように、計測できにくいこともあります。
一般的には、周波数はヘルツ(Hz)で表記されます。
先ず、音を例にすれば、リラックス効果を生み出す音楽療法などで取り入れられているものは、ソルフェジオ周波数と呼ばれ、元々は、聖歌で使われている8種類の音階からきていると言われます。
その音階が生み出す周波数には、528hz 無限の可能性、DNAの修復、奇跡を起こすとか、
396hz 罪の意識や恐怖心を開放するとか、963hz 高次元、宇宙意識とつながる等、YouTubeで検索すると、様々な音楽療法を見つけることができます。
これらの周波数の音楽を聴きながら瞑想することは、極めて効果的です。
次に、光の領域について言えば、電磁波の形で伝わるエネルギーのことです。
紫外線、赤外線、X線やマイクロ波などの名称は、馴染みがあると思います。
例えば、遠赤外線による発熱のメカニズムは、同電磁波が、水分子に吸収され、内部のエネルギーが上昇することですが、原子同士の波長が引き合い振動することにより、分子の回転状態に変化が起こり、エネルギーが産出されます。
私たちが推奨している温熱療法は、正にこのメカニズムを応用したものです。
物質として形づくっているもの、例えば、肉体(人の手)は、例外なく、分子で構成されているので、分子⇒原子⇒素粒子=波動として存在していることとなり、他の原子と波長が引き合うことで、強まったり、弱まったりすることは、明白なことです。
ここまでは、ざっくりと波動について科学的な説明をしましたが、それは苦手な方でも、「波動を感じる」という点について、分かりやすく説明します。
では、想像してください。
あなたが、宿泊したホテルの部屋や、どこか特定の場所を訪れたとき、「ここは、何だか陰気くさい」「いゃな感じがする」「背中がゾクゾクする」という経験はありませんか。
その場所にある「何かの波動」を、あなたが感覚器官を通して、何となく感じているのです。
2001年9月11日に、ニューヨークのツインタワーを襲った惨劇では、多くの人が、命を落としました。いま、その跡地は、メモリアル・ミュージアムが建っています。
私は、テロ事件の起こったすぐ後に、その地を訪れました。
現地に近い地下鉄の駅構内から地上への階段を上がっている時に、何か異様なものを感じていました。
外に出て、少し歩いて、ツインタワーの跡地に着いた時には、はっきりと感覚器官を通して、極めて重苦しい波動を感じていて、五分もしないうちに、頭が痛くなり、すぐにタクシーに乗り込んで、ホテルへ引き返したことが思い出されます。
この経験は、波動が、肉体へ好ましくない影響を与えた一例です。
このように、言語を使わなくても、コミュニケーションが可能な波動の世界観は、野生動物の世界が示してくれます。
弱肉強食のサファリでは、ガゼルとライオンの間には、言語はありません。
「ライオンさん!私は、あなたの友達ですか?」と聞くまでもなく、双方がある程度の距離になると、ガゼルは、殺気を感じ、突然に逃げ出します。
これに連動するように、ライオンが追っかけていき、ガゼルに襲い掛かります。
「悪しき波動」の察知は、動物社会では、当たり前のコミュニケーションです。
その反面、「良き波動」の一例です。
私は、数年に一度、アメリカでも西側に位置するアリゾナ州とユタ州にまたがる、モニュメントバレーを訪れます。果てしなく広がる赤土の大地(右写真)
この地に立つと、地球の大きさを感じ、大地の波動が大きなエネルギーとなって、自分に降り注いでくれるという感覚を味わうことができます。
しばらく滞在しては、その波動体験している状態をハートに刻み込んで、帰っています。
日本に帰ると、当地で味わった波動をイメージしながら、瞑想状態に入ります。これは、大変に良く効きます。
正に、自然の波動が自分を癒してくれる感覚を味わえます。
良きにつけても、悪しきにつけても、「波動に気づく」ということから、すべては始まります。
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