いま、心の世界は、物質の本質から始まり、量子物理学で、説明する時代になりました。
私たちの日常生活では、物質世界に目を向けている傾向が、一般的です。
分かりやすく言えば、「目に見えるもの」だけを基準にしているということになります。
身の回りを見渡しても、日々の生活に必要な衣食住に関わるすべての物質、医療、交通網にいたるまで、物質、物質、物質主義といっても過言ではありません。
これら物質は、細かくしていくと、最終的には元素の集合体であることは、物理学の常識であり、更には、元素は、素粒子の集まりで出来ています。
量子物理学まで学ぶと、その素粒子とは、陽子、中性子、電子の3つで構成され、その数によって、異なった名称の元素になっています。
極めて微細な素粒子と呼ばれるものは、粒で確認されますが、量子物理学の常識では、波(波動)として確認されることもあります。
このことは、「物質の二重性」と検索すると、粒子と波動の二重性と詳しく書かれています。
私たちの体(物質)でさえも、粒子で存在すると同時に、波動としても存在しているということになります。
私たちの体は、次のイラストのように、水素、酸素、炭素、窒素と呼ばれる元素が96%以上を占めていて、残りをその他のミネラル元素で構成されています。
高橋医院のイラスト参考↓
私たちの体の70%以上が水(H2O)ということは、酸素(O)の比重が、極めて高いことも容易に理解できます。
言いたいことは、これら元素の集合体である体は、前述のとおり、3つの素粒子の集合体で構成されている事実と、粒子として存在すると同時に、波動として存在しているという認識を持っていただきたいのです。
もし、私たちの体も、「波動状態」で存在していることが理解できれば、状態とは、変化するもので、その変化は、常に起こっていると言えます。
また、この波動状態のことを「場」=フィールドと呼ぶこともあります。
フィールドには、エネルギーが宿り、波動として測定できるものもあります。
アメリカのホリスティック医師として名高い、ディーパック・チョプラ博士の最初の講義を受けたとき、開口一番「人は、プロセス(過程)である」と言われました。今日の私と、1週間前の私では、生理学的に、全く違う人間という意味です。
私たちの体は、正に宇宙であり、常にダイナミックに変化しています。
様々な栄養素を取り入れて、それらを材料にして、酵素の化学反応により、生命活動が行われています。さらに、心の状態により、その化学反応は、良くも悪しくも影響を与えています。
物質主義に目を向けている私たちも、物質の本質にたどり着くことができれば、それは、すべて波動=フィールド=エネルギーの世界になります。
ですから、病気の癒しにおいても、病巣に目も向けるだけでなく、その病巣が放っている波動に目を向けて、「波動を変える」ことが、ホリスティックヒーリングの極みです。
波動を変える唯一の方法は、波動の力によって生まれます。
弱っている体(細胞)、不調和な細胞の波動に対して、自分自身の心を整えて、手をかざすだけでも、良い方向への波長共鳴は起こってくるのです。
正に、大地なる母が、子供を癒す手当療法(セラピューティックタッチ)に、その原点を見ることができるでしょう。
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