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執筆者の写真ホリスティックカレッジ

Hope for the best and prepare for the worst【最善を望み、最悪の事態に備える】【by 平田ホリスティック教育財団 理事長:平田進一郎】


私たちの心が、何かに「恐れ」を抱いている時、私たちの体の生理学的な機能は、好ましくない方向に働くことを前回のブログで、ご案内しました。

具体的には、それは、免疫力が落ちる可能性を秘めているということでした。

いま、世界を震撼させている新型コロナウィルスの脅威に対して、日々、テレビでは、「恐怖」を連想させる情報が、伝えられています。

日々のニュースを聞いて、私たちは、どのように感じるのでしょうか?

アメリカニューヨーク州において、トランプ大統領が、完全封鎖を検討していることに対して、州知事であるクモア氏は、真っ向から異議を唱えました。

もし、封鎖されれば、大混乱を招き、数カ月にわたって経済をさらに落ち込ませるからです。

経済的な破綻により、別の意味で、死者も増えるかもしれません。

経済を優先するのか、それとも健康を優先するのか、実態は、極めて難しい選択です。

我が国日本も、いま、同じような局面にいます。

本来であれば、健康を優先すべきであろうと言いたいところですが、もし、経済的な破綻が起こり、個々の収入が滞っても、私たち個人は、乗り切るだけの貯えがあるのでしょうか?

経済を考えてのことか・・・健康を考えてのことか・・・、

これら2つの対立は、どちらも善意の発想です。

この場合、あなたは、どちらを優先させるでしょうか。

おそらくは、置かれている立場によって違うことでしょう。

考えるべきことは、最悪の事態とは何かです。

感染症になり寝込むことか、収入が滞り、経済的な破綻を迎えるのか、どちらでしょう。

このように甲乙つけがたい状況において、私たちは、Hope for the best and prepare for the worst【最善を望み、最悪の事態に備える】の心境を獲得する以外の伝手(つて)はないような気がします。

「人事を尽くして、天命を待つ」という気持ちにも近いものです。

なぜなら、どちらも最悪な状況にもなりえるし、たいした事でない状況で終わる可能性もあります。

その状況は、思考と感情の中で、繰り返される想像の世界かもしれません。

「人の脳とは、イメージの世界と、実際に起こったことを区別できません」


もし、想像の世界で、実際に起こっていないのであれば、極端に「恐れ」を抱くことは、

逆効果になります。だからと言って、この状況を軽視するということではありません。

最悪の事態の感情状態を体験しているのではなく、最悪の事態に備えるという意味です。

事態に備えるためには、「恐れ」の気持ちを取り除き、最善の事態を望み、その時の感情状態を想像することです。その状態にこそ、感染症から身を守るための免疫力向上のパワーが宿ります。

また、恐怖の感情で、物ごと考えると、大した準備は出来ません。

恐怖心を取り除き、少しでも冷静になると、「この事態が来たら、こうしよう」「次の事態になったら、この手で行こう」と、一の矢、二の矢、三の矢が思いつきます。

「この事態になったらどうしょう???」という心配な感情は、ろくな思考になりません。

過去の歴史において、人類は、様々な感染症に打ち勝ってきました。

西アフリカのエボラ出血熱は、熱帯林の破壊により、マラリアやデング熱などは、温暖化の影響であり、今回の新型コロナウィルスも含め、感染症は環境の変化でパンデミック(世界的大流行)を起こすと言われています。

おそらくは、森林伐採、大気汚染、地球温暖化が与える影響、そして生物の絶滅や減少という生体系の変化が、自然界の摂理から離れることで、疫病を、生み出していることでしょう。

だとすれば、今回の新型コロナウィルスの蔓延も、宇宙(神)からのメッセージとして、

とらえるべきではないでしょうか。


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