「神様、どうかお願いします」
一度くらい、天を仰いで願い事をしたことはありませんか⁉
どうでしょう。
願いは叶いましたか?
叶ったら神様に感謝して、叶わなければ神に裏切られたと思うのか……。
世の中を見渡すと、次々と望みを叶えて順風満帆な人生を歩んでいるように見える人がいたり、何をやっても上手く行かずに冴えない表情をしている人など様々ですが、願いが叶うかどうかは、運が良い・悪い、ツイてる・ツイてない、みたいな規則性のない偶然の出来事のようなものなのでしょうか。
そうだとしたら、願望実現は、神の御心次第ということになりそうですが、大いなる存在は、分け隔てなく、すべてを等しく愛するのではなかったのでしょうか⁉
……と、そこのところはどうか分かりませんが、願いを叶えたいのであれば、その願い方にちょっとしたコツがあることは確かです。いや、ちょっとどころか、キーポイントかもしれません。
「ああなりたい」「こうだったらいいな」と、今はそうではないという状態をベースにした願い方では、実現化することは困難です。
本気で願いを叶えたいときは、既に願いのとおりになっている、と強く心に思うことです。目を閉じて、自分の内側では、既に願いが叶っている自分の姿を思い描いてください。そして、その描いた自分と一体になります。もう、それがあなたです。願いどおりのあなたがそこにいます。
ひょっとしたら、願うというより、信じるというほうが、しっくりくる表現かもしれません。願望を実現化できる自分自身を信じる、ということです。
いま既に自分がその状態にあると強く思う(信じる)ことができた時、外側の真実はさておき、あなたの心は、願望実現後の姿を現実のあなたとして受け入れているはずです。すると、その心の状態が脳に作用し、脳から様々な指令が出され、それが体中の細胞の動きに変化を与え、細胞の塊である私たちは、心の状態に連動した自分自身になっていくのです。
そう思うと、願いが叶わなかった現実も、実のところはあなたの思いを叶えているということになるのかもしれません。今はそうではないという状態をベースにした願い方をしていたために、その心の状態に適った現実が現れたのかもしれません。
大いなる存在は、やはりすべてを等しく愛してくれているようです。
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