top of page

アインシュタインとホリスティックな考え方『人生には2つの生き方しかない』



しばらく前になりますが、著名な歌舞伎役者の奥様が旅立たれました。

彼女は、がんという病を患いながらも、日々の自分の思いを文章にして、ほぼ毎日、ブログを更新していきました。その行為は、同じような病を患った方が、そのブログを読んでは、勇気づけられたことでしょう。まずは、故人のご冥福をお祈り申し上げます。

さてそのすぐ後に、私は、あるがん専門医が、彼女のブログを読んでいた方へのメッセージを読む機会に恵まれました。その医師が伝えたことは、同じようなケースのがん患者さんが、彼女のブログを読み、勇気づけられた一方、その喪失感に対するショックから、「私も同じようになるのでは・・・・・」という心配や懸念が湧き上がることに対するアドバイスでした。

誰もが考える「生存率」という言葉は、誰もが「不安になる」大きな材料です。

しかしその医師は、がんの性質や患者さんの病状というのは、人それぞれだということを知っていただきたい、と強くコメントされていました。

これは、ホリスティックヒーリングに合い通じる考え方です。

~以下同医師のコメント抜粋~

もし例え、同じがんの同じステージの方でも、同じ経過をたどるということではありません。

がんには生存率というものがあり、5年生存率は何パーセントとネットで調べればすぐにわかりますが、それはあくまでたくさんの人の結果を集計したもので、個人個人には大きなばらつきがあるからです。つまり、大腸がんのステージ4だったある人は、2回の手術と抗がん剤で10年経った今でもがんの再発などなく元気ですが、同じステージの別の方は3年で亡くなることもあるということです。

だから、いたずらに動揺はしなくていいし、必要以上に不安に思わないでいただきたい。

ホリスティックな考え方の基本は、人間を構成しているものは、精神(心)と細胞(体)です。

がんという病気は、「細胞の病」なので、その性質や患者さんの病状というのは、人それぞれだということになるわけです。この細胞の性質が、十人十色で、みんな異なっています。正に、人の性格のようなものですから、細胞が違えば、生まれてくるがんでも、違ってしかるべきです。また、細胞=体ということになりますが、その体も精神である心の状態により影響を受けています。

何故この医師が、この段階で、同じようなケースのがん患者さんや、その家族を心配され、前述のコメントされたのかは、この喪失感により同じような状態の方の心が、萎えてしまい、体に影響することを心配されたのでしょう。

それでも私たちは、生存率が気になり、がん告知や、検査の数値に翻弄されてしまいます。

現代医療は、古典物理学(ニュートン物理学)を基盤とした従来の見方であり、誰もが慣れ親しんだ世界観です。言わば、共通の言語であり、社会的な常識のため、誰もがそれを基準に生活せざるを得ません。

しかし昨今、物理学の常識を覆す量子物理学が注目される時代になりました。

アメリカでは、病気(特にがんのような慢性的疾患)に対峙するために、精神や心の力を重んじる量子的な治療を組みこんでいるところがあります。

日本では、まだ、そのような医療行為に対しては、「胡散臭く」思えることもありますが、それが、科学的にも立証されはじめ、体の特定の部位(特定の疾患)を見るのではなく、体全体の生物学的、生理学的な営みが、精神的な刺激によって影響しているという、心のあり様にも注意を向けることが大切であると言われるようになりました。

このことは、言うまでものなく、経験的には、誰もがすでに感じていることだと思います。

これは、ホリスティックな考え方の原点として、ヒトとは、心、魂、体の3つで構成されているのであり、目を向けるべきは、これら3つになります。

これについては、全てを証明できなくも、おそらく殆どの人が、心のどこかでは、それを認めているか、「そうであって欲しい」と願っているはずです。

それでも世の中は、生存率やデータを重んじて、現代医療で治せないと言われる「不治の病」が回復することだけが、「奇跡」と呼ぶことになっています。

そして、回復の見込みがなければ、「奇跡は起こらなかった」と一般的には言われます。

しかし、究極のホリスティック教育では、体、心、魂の3つの観点から「奇跡」を見ることを教えられます。

具体的には、ある人の死、それ自体は、極めて悲しいことだけれども、その死が、決して変わることのなかった家族の意識や絆、また、取り巻く多くの人の意識を劇的に変えたことも、大きな「奇跡」と呼ぶことが出来るのではないでしょうか?

ある人の死をもって、別の「奇跡」が起こるという量子的飛躍も必ず存在しています。

アインシュタインは、人生には2つの生き方しかないと言いました。1つはまるで奇跡など存在しないかのように生きること、そしてもう1つはすべてが奇跡であるかのように生きること」です。

体、心、魂の3つの面を通して人生を歩むというホリスティックな考え方は、体験する物事の見方を変え、経験する感情が変わることで、試練を乗り越える可能性が生まれます。



”日本人による、日本人のためのホリスティック教育を目指す”


閲覧数:997回
bottom of page