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I feel good, I feel God. 快の感情で、宇宙(神)を感じる【by 平田ホリスティック教育財団 理事長:平田進一郎】



 自分自身を俯瞰(ふかん)して見る習慣がつくと、感情の起伏があるたびに、自動的に観察者の立場に立っている自分に気が付き始めます。

すでに、このワークを実践している方は、言葉ではなく、心の中で、「あ~、なるほど。こんな感じか・・・」と認識されているかも知れません。

前号で触れました理想的な「感情状態」とは、どのような状態でしょうか?

私たちの日常生活において、感情が揺さぶられる原因は、次のように、五官を通じて入ってきた情報をどのように受け止めたかです。

物ごと(出来事)に対して、目に入ってきたことを、どのように捉えたか、自分にとって都合の悪いことを聞いたり、不味いものを食べたり、嫌いな匂いを嗅いだり、体に痛みを感じた時に生まれる感情状態は、他人と違いがあることは、周知のことだと思います。

この「捉え方」により、感情状態が、人、其々違うのです。

特に五官の中でも、物ごとの見方が、極めて大きな影響を及ぼしています。

私たちの多くは、それなりの知識があり、社会的な常識、外部世界に対して、上手な「大人の付き合い方」を知っています。

同時に、私たちは、自分自身が中心(エゴと呼ぶ)となって、物ごとを見ている可能性は、否定することが出来ません。

そのことが、ギャップになって、自分に都合の悪いことを見たり、聞いたりすると、感情が高ぶり、適切な思考ができなくなることが、多々あるわけです。

客観的に、自分を俯瞰(ふかん)する習慣は、この状況を中和、軽減、遮断することが出来て、感情の波を、穏やかな状態へ向かわせる第一歩であることは、前号までにも説明してきました。

【心(思考と感情)の制御(コントロール)は、観察者が決め手①~④】連載一覧

感情状態の波が、大きく振れている間に生まれる思考のは、感情状態の波が、穏やかで、偏らない状態と比較すると、全く異なることは、誰もが認めることだと思います。

感情が、穏やかで、偏らない状態を、私たちは「センタリング状態」と呼んでいます。

このセンタリング状態か否か、を区別することが出来るようになるには、日常的な瞑想(メディテーション)が、大いに役立ちます。


理由は、瞑想をすることで、外側の情報を入れないことが、第一です。

そうすると、内側の情報だけに絞られます。

同時に、最初は思考が働きだして、様々な思考が、目をつぶると襲ってくることでしょう。

しかし、この時、思考から離れるトレーニングにより、徐々に、センタリングの感覚がつかめるようになります。

実際に、やってみて、継続して、習慣化すると、少しずつ感じてくる独特な情緒です。

このセンタリング状態こそ、世にいう「没我の境地」=集中力が高揚するタイミングです。

この心地よさは、あたかも大いなる自分や、宇宙(神)と一体になった、極めて「快」の感情状態に、到達することでしょう。

自分を癒すヒーリングパワー、人癒すヒーリングパワー、あらゆる困難を乗り越える心を生み出す原動力は、いつもの思考ではなく、センタリング状態になったことで、宇宙(神)とのつながりを感じ、その波長共鳴によって生まれた思考ということになります。


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