マインドフルネスと、本来のメディテーション(瞑想)は、大きく違います。
画像は、あくまでもイメージですが、その違いがわかりますか?
右が瞑想、左がマインドフルネスです。
映画HEAL奇跡の治癒力の中で、ディーパック・チョポラ博士は、「マインドフルネスは、不適切な言葉だけどね。意識化の練習には、実際は、マインド(思考)を使っていないわけだから・・・」と語っています。
どうゆう意味でしょう? マインド(思考)の意識化は、思考ではないのです。
正に、その通りです。
英語でマインドは、思考のことで、思考とは、専ら頭の中で、思ったり、考えたりしていることになります。
それとは別に、ハートで何かを感じていませんか?
ハートとは、胸の中心です。
これに気づくことができますか?
初めのうちは、思考に気づいた時、考えたり、思ったりしたことを、紙の上書けば、客観的に自分の思考を知ることができます。
そして、紙に書かずとも、心の中で、自問自答していることもあるでしょう。
昔、こんな歌がありました。
♬ 私バカよね ♬ おバカさんよね・・・・・♬
この時、自分のバカさ加減に気づいている自分は、決して、バカな自分ではありません。
そこに、バカなことをした自分(主観的)と、それ気づいているバカでない自分(客観的)がいます。
客観的に自分を見つめている「メタ認知」と呼ばれる状態です。
これは、大変分かりやすい「マインドフルネス」です。
自分の思考に気づくことで、その内容をラベリングするとも言いますね。
ここまでは、マインドフルネスの話です。
次に、思考だけでなく、感情状態に気づくことができますか?
「ちょっと待ってください」
気づいただけでなく、どんな感情か、分析していませんか?
例えば、「怒りの感情「喜びの感情「悲しみの感情」とか・・・
これは、人によっては、少しハードルが高くなります。
その理由は、感情は言葉にすると、すぐに思考に変化してしまうからです。
本来のメディテーション(瞑想)は、思考の外側にあるべき状態を示しています。
言葉にしないで、漠然と何かを感じているか、あるいは、何も感じていないのか、その状態に気づいた時、次の扉が開かれることになります。
ここからが、本来の瞑想状態の入り口に入っていくと言っても過言ではありません。
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