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新型コロナウィルス感染症対策は、ホリスティックな免疫力の強化 パートII【by 平田ホリスティック教育財団 理事長:平田進一郎】


前回の流れから、ホリスティック的に新型コロナウィルスの脅威を見てみると、Perceptionによって、大きな違いがあることがわかります。

辞書では、Perceptionは、認知、知覚、理解力と記載されていますが、適切な意訳は、「物事の捉え方、受け止め方」のことです。

話は、コロナウィルスに戻りますが、日本の感染者数が、先週1万人を超えました。

アメリカでは、すでに100万人を超える感染者数にのぼり、死者数においては、約6万人です。

日本では、PCR検査制限があり、疑わしき症状でも、すぐに感染の有無が、確定できませんが、このウィルスの感染者の多くは、軽症か、無症状と聞きます。

さて、アメリカでは、毎年インフルエンザで、感染者の0.1%~0.5%の人が亡くなっています。

当初、新型コロナウィルスは、従来のインフルエンザとは異なり、極めて恐ろしく、感染者の3~4%が亡くなると伝えられて、世間を恐怖に陥れました。(現時点では6%)

前述の通り、この新型コロナウィルスは、感染者の80%が軽症か、無症状であると言われています。

アメリカの専門家の中には、検査できた人の中から、感染者の80%が軽症か、ほとんど無症状であれば、外出禁止令により自宅にいる感染者を含めれば、その範囲は、極めて膨大となると見ています。

すなわち、PCR検査を受けて、感染の確認をした軽症者、無症状者と、PCR検査を受けていない「隠れ感染者」の合計が、実際の感染者数になるということです。

言いたいことは、無症状でも、外出禁止令で、自宅におこもりしている人の中で、感染している人が、かなりいる可能性があるので、感染者の分母数は、大幅に増加します。

この推察を取り入れて、アメリカは、数百万人を優に超える隠れ感染者がいるとすれば、死亡率は、通年のインフルエンザと変わらないことになります。

新型コロナウィルスの特筆すべき点は、「症状がでない感染者がいる」ことだからです。


情報を精査しないと、恐怖心をあおるだけで、ろくなことはない、ということです。

我が国も例外ではありません。

日本の現時点の死亡率を見ると、アメリカに比べて、すでに半分の2%程度です。

アメリカの状況を鑑みると、今後PCR検査が増えれば、増えるほど、韓国やドイツと同様に、日本の感染者 VS 死亡者の比率は、減ってくるはずです。

「がん」にしても、「新型コロナウィルス」にしても、最も恐るべきことは、情報の発信と受信の仕方で、その情報を聞いた人によっては、“恐怖”という感情を湧きあがらせるだけになります。

世間では、ウィルスの感染力スピードよりも、様々な情報が伝えられることによる“恐怖感”の感染スピードの方が、はるかに速いことに気づかされます。


つまり、世の中の情報を、個々が、どのように捉えるか、受け止めるかにより、恐怖心となるか、冷静に、備えるという気持ちになるかにより、免疫システムに、多大な影響を与えます。

恐怖というストレスが、極端に先行していれば、入ってくるウィルスに対して、免疫と言われる防御システムが弱体化します。


受け止め方と言えば、諸外国においては、お国柄もあり、コロナウィルスへの対応手段に差異がありますね。

スウェーデンのように、自主性を尊重し、規制をせず、「集団免疫」を獲得するという、80%の軽症、無症状に目をつけている独自路線もあります。

いずれの場合においても、私たちは、ニュースや報道、またSNSを通じた情報等、目で見えたもの、耳で聞こえたことを、自分自身で精査して、冷静に判断することが大切です。

そのときの感情状態は、決して“恐怖感”であってはなりません。

「恐れ」の気持ちは、免疫力を弱め、「注意する」気持ちは、前向きとなり、免疫力を高めます。

みなさんは、今回のコロナ問題を、どのように捉えていますか?

「地球の崩壊」と捉えていますか? 

それとも「新たな地球誕生の示唆」と捉えていますか?

どちらも間違いではありません。

正しくは、個々の意識が、特定の情報をどのように捉えたかにより、その人が心に思うイメージが、

現実世界として、感じているだけなのです。

ホリスティックな免疫力の強化には、どの種類の感情を、いま、あなたが味わっているのか、あえて少しの時間でも、どのように感じているか、注意関心を向けてみましょう。

自分の考え方が、どちらに向いているのかによって、味わっている感情が違うはずです。


先ず大事なことは、「気づく」ということです。


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